住居選びの真実:「築古物件」の魅力と覚悟

住居選びの真実:「築古物件」の魅力と覚悟 沖縄ベースブログ
「築古物件」の魅力と覚悟(写真はイメージです)

沖縄での住居選びは、移住計画の中でも特に悩ましいテーマです。特に「家賃を抑えたい」となると、選択肢に入ってくるのが築年数の古い物件、いわゆる「築古(ちくふる)」です。

先日、本島南部で築30年の一戸建てを借りている仲間から、その魅力と、住む上で覚悟すべきことを聞きました。

1. 築古物件の最大の魅力は「広さと家賃」

彼がその物件を選んだ最大の理由は、驚くほど広い庭と、都心では考えられない家賃の安さでした。

  • 彼からのアドバイス: 「築古は、広々とした間取りや庭が付いていることが多い。東京の家賃で、ここでは広い庭でバーベキューをしたり、家庭菜園を楽しんだりできる。この空間的な豊かさは、何物にも代えがたいよ。」

2. 覚悟すべき「水回り」と「修理の柔軟性」

しかし、当然ながらデメリットもあります。

  • 彼からのアドバイス: 「水回り(トイレ、風呂、給湯器)の故障は、やはり古いだけに起こりやすい。特に沖縄は潮風で配管が錆びやすいから、入居前に大家さんや管理会社と**『修理の責任範囲』**をしっかり確認しておくべき。」
  • また、古い物件ではクーラーの設置場所が限られているなど、現代の生活に合わない点もあるため、事前に設備の状態を細かくチェックすることが重要だそうです。

3. コミュニティとの繋がり

築古物件は古い集落の中にあることが多く、地元の方々との繋がりが自然と生まれるというメリットもありました。

  • 彼からのアドバイス: 「隣近所の人が本当に親切で、野菜を分けてくれたり、台風対策を手伝ってくれたりする。築古物件に住むということは、その地域の歴史とコミュニティの一員になるということ。それが苦にならないなら、最高の選択肢だよ。」

私も築古物件の持つ「空間的な豊かさ」は非常に魅力的だと感じています。しかし、修理のリスクやコミュニティへの参加など、「金銭以外のコスト」も考慮に入れて、慎重に検討しようと思います。


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観光では見えない、私の沖縄

【東京より愛を込めて】 運営者である私が、沖縄移住という夢に向かう中で、すでに現地で新生活を始めている仲間たちから聞いた、生の声をお届けします。

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