沖縄の話題になると、必ず出てくるのが「離島巡り」や「船旅」といったロマンチックな移動手段です。私も「移住したら、週末は船で気軽に離島へ行こう!」と夢見ています。
しかし、先日、沖縄本島と離島の両方で暮らした経験を持つ先輩から、「移住者にとってのリアルな移動手段」について、現実的な話を聞きました。
1. 離島への移動は「旅」であり「計画」
「週末にふらっと離島へ」というイメージとは裏腹に、離島への移動は「旅」であり、ある程度の「計画」が必要だそうです。
- 彼からのアドバイス: 「特に冬季は天候によってフェリーや飛行機が欠航することが珍しくない。急な予定変更のリスクを常に抱える必要がある。だから、東京にいた頃のように『気軽に国内旅行』という感覚ではなく、移動を伴う大きなイベントとして計画する必要があるよ。」
2. 本島内は「バス」ではなく「車」と「高速」
本島内での移動に関しては、公共交通機関の利便性について、都会との大きな違いを指摘されました。
- 彼からのアドバイス: 「那覇市内や空港へのアクセスはモノレールやバスが便利だけど、本島の北から南への長距離移動は、沖縄自動車道(高速)を使う車が圧倒的に早い。生活の動線(家、職場、病院、スーパー)から高速道路のICへのアクセスが良いかどうかは、住居選びの重要なポイントだ。」
3. 離島暮らしは「空の旅」の特典がある
一方、離島暮らしのメリットとして、本島へ移動する際の「空の旅」を挙げました。
- 彼からのアドバイス: 「離島から本島へ向かう小型飛行機から見る、エメラルドグリーンの海のグラデーションは、何度見ても飽きない。移動に時間と費用はかかるけれど、毎日が美しい景色への感謝から始まるという、贅沢な特典付きだと思えば乗り越えられる。」
夢と現実のバランスが難しいですが、こうしたリアルな情報を知っておくことで、移住後の生活設計がより強固になることを実感しました。
観光では見えない、私の沖縄
【東京より愛を込めて】 運営者である私が、沖縄移住という夢に向かう中で、すでに現地で新生活を始めている仲間たちから聞いた、生の声をお届けします。


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