住居選びの落とし穴:「オーシャンビュー」の本当のコスト

住居選びの落とし穴:「オーシャンビュー」の本当のコスト 沖縄ベースブログ
「オーシャンビュー」の本当のコスト(写真はイメージです)

移住の夢を語る時、「海が見える家に住みたい」というのは誰もが抱く共通の憧れでしょう。私も例外ではありません。しかし、先日、沖縄本島北部でオーシャンビューの賃貸に住む友人と話した際、その「本当のコスト」について、現実的なアドバイスをもらいました。

1. 塩害による劣化スピード

海に近ければ近いほど、塩害は深刻になります。彼の体験談です。

  • 彼からのアドバイス: 「ベランダの手すりや室外機はあっという間に錆びる。アルミサッシも劣化が早いから、修理費用が予想外にかかる可能性がある。家電製品、特に冷蔵庫や洗濯機も買い替えのサイクルが早くなることを覚悟した方がいい。」
  • 対策: 移住者は新築に近い物件を選ぶか、入居前に塩害対策(防錆加工など)が徹底されているかを確認すべきだそうです。

2. 台風時の「窓からの恐怖」

台風の時期になると、オーシャンビューは「恐怖のビュー」に変わると言います。

  • 彼からのアドバイス: 「海が荒れると、想像を超える波しぶきが窓を打ち付ける。特に高層階は風の影響が強烈で、窓ガラスが割れるのではないかと本気で怖くなる。台風の備えにかける労力と精神的な負担は、海から離れた物件より格段に大きい。」

3. 「眺め」への出費は妥協点を探る

もちろん、朝起きてすぐ見える海の景色は、何物にも代えがたい豊かさだと彼は語ります。

  • 彼からのアドバイス:『オーシャンビュー』というだけで、家賃は跳ね上がる。 まずは海から少し離れた物件で生活の基盤を固め、沖縄での暮らしに慣れてから、本当にその高いコストを払う価値があるか、検討し直すのが賢明だ。」

彼の話を聞いて、私も夢ばかり追うのではなく、「海が見える」ことと「海で快適に暮らす」ことのバランスを現実的に考える必要があると痛感しました。


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観光では見えない、私の沖縄

【東京より愛を込めて】 運営者である私が、沖縄移住という夢に向かう中で、すでに現地で新生活を始めている仲間たちから聞いた、生の声をお届けします。

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